突発性難聴を患ってからの日々
- 森 美奈子
- 4月14日
- 読了時間: 4分

ある日、終礼の挨拶が始まって、個人の成績発表が読み上げられて、それは普通に聞こえました。2021年(令和3年)の12月上旬に突発性難聴になりました。
本当に突然です、会社からの帰り道、戸塚駅に向かって横一列に3人並んで歩いている時でした。右隣で歩いているKさんの笑いながら言っている声が突然聞こえなくなりました。
私は、小さな声で話しているんだと思い、何言っているの?と声掛けたら、その彼女もびっくりして笑いながらこちらに向き直って話をされていたのですが、まったく聞こえませんでした。
翌日、病院へ行き検査を受けましたところが、右耳が通常のレベル以下ですと言われ、すぐ治療を受けないと・・・早いほど良いから、入院する方向ですすめられました。戸塚区にある西〇浜国〇病院を紹介され二日後の入院予約が取れたのですが、その日の夕方病院から電話あり、入院患者にコロナ患者が発生したので、入院受け入れが出来なくなりましたと連絡貰いました。
そのあと、横〇賀〇央病院の予約になり、上大岡駅から京急で、横須賀中央駅に行くことになりました。ここで4日のロスしました。
突発性難聴の治療には、高圧酸素療法という特殊な装置がないと治療出来ないことを知りましたが、置いている病院が少ないんです。横浜市大病院でもありませんでした。
通常生活している大気圧(1気圧)よりも高い圧力環境(2気圧~2.8気圧)のもとで100%酸素を吸入する治療法。突発性難聴発症後早い段階で、高気圧酸素治療を行うことで、耳の奥にある蝸牛の外リンパ内酸素濃度を高め、聴力の回復が見込める可能性があると言われています。
ドラム缶のような容器に人間が入って、高濃度の酸素をたっぷり入れて治療するそうです。
医者から事前に持病の有無を聞かれ、私は、息子の承諾書を差し入れて30回受けるはずでしたが、途中6回で治療が止まりました。鼻血が出て止まらなくなり、ドクターストップになりました。当時 1回10割負担40,000円で3割負担で1回12,000円。1コース30回受ける予定でしたが、6回受診で72,000円なり。パァー!
そのあとが、大変でした。自宅で安静にしながら、ステロイド服用で、1週間減量しながらの厳しい治療でしたが、結果残念ですが、治りませんでした。ショックでしばらく病院にも行きません、行ったところで、10日も経ってしまってて、回復の望みはありませんでした。
毎月通っている内科のお医者様から言われたことがありました。ステロイドは、たった1週間であってもこれから10か月間、アルコール飲むと副作用が起こるから禁酒ですよと言われました。ガ-ン~!!!
一日350ml×2本の缶ビールやワインを毎日飲んでいた私ですから、こっちのほうがきつかったわ。念には念を入れて、その年の10月いっぱいまで飲むのを自重していました。暑い夏の間も飲めなかったのは辛かったですよ。
テレビの音がどんどん聞こえなくなり、ドラマのストーリーが途中で分からなくなり、録画して見ることにしました。そうすれば、何度でも再生して話の内容をつかむことができるからです。字幕を出したりもしました。補聴器もいろいろ試してみましたが、自分にあう補聴器が、なかなか見つからなくて、イライラしたことを沢山経験しました。幸せなことは、左耳は正常でしたので、携帯電話で友達との会話は聞こえます・話せます。
ただ、真正面から話してくださると、聞こえるのですが、後ろからとか、右横からだと、まったく聞こえません。人に呼び止められても返事をしないでいると誤解されることもありですよね。
補聴器を使っている時間が長いと、これまた段々右耳だけでなく左耳も悪くなることも学びました。満員バスに乗ってると、運転手の声が聞き取りにくくて、降りる所を失せることもあり、乗り越したり、慌てて降りることもありでした。バスや地下鉄に乗ったら次の停車場の表示される文字が見える位置に踏ん張って立っていたり、生活の知恵で後れを取らないようにしてました。
あれから4年たちました。補聴器も片耳ではなく両耳につけると、正面から音が声が聞こえることがわかり、気持ちもすっかり落ち着きました。難聴になると認知症になることもわかりました。人とのつながりを大切にしながら頑張って生きていきます。


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