人生いろいろ、シングル生活いろいろ/その2
- 森 美奈子
- 2月13日
- 読了時間: 2分
更新日:2月17日

私の周りには、いろいろな事情でシングルになった女性がいっぱいいます。
5年前に出会ったAさんのお話です。
彼女Aさんは神奈川県で、テレフォンレディとして25年もお仕事をされていました。
会社は、その知識と智恵を放っておきません。
むしろ遅かったと思いますが、外廻りの営業に転向され、活躍されていました。
わたしにとっては大先輩です。
テレフォン時代に、土地付き一軒家を手にされ、ご家族4人で生活されていましたが、息子さんの結婚を機に、老後の事を考え市内にマンションを購入されました。
その後、ご主人を亡くされ、広いマンションにひとり住まいをされていました。
Aさんは、コロナの前には、会社主催の海外旅行に毎年参加するなどして、ひとり暮らしを楽しんでいると話されていました。うらやましいかぎりでした。
また、息子さんは、毎月のようにAさんをいろいろなところへ車で連れて行き、食事や孫とのひと時で楽しませてくれ、Aさんとしては幸せな日々だったようですが、
ほどなくして、不幸なことに、息子さんはAさんもお嫁さんも孫2人も遺して、癌で亡くなってしまいました
Aさんは、どんなに悲しかったことでしょう。
ご主人を亡くされたとき以上の哀しみではないかと思いました。
Aさんは、長く活躍された職場を、3年前の11月に退職されました。
86歳でした。
退職されてわずか3か月後、脳梗塞で倒れ、運動麻痺、感覚障害、言語障害、高次脳機能障害などで、独りでは暮らせなくなりました。
リハビリの為、施設に入り、現在は、息子さんが遺したお嫁さんの家の近くにある老人ホームに入所されています。
老人ホームの費用がいくらかかるのかわかりませんが、経済的不自由はないようです。
また、老人ホーム任せではなく、お盆休み、年末年始など、休日が続く日には、Aさんを家に呼んでくれるようです。いい家族ですね。
Aさんは、ときおり、思い出したように、私に電話をしてきます。
世話をされていることも時として忘れるようで、『何もしなくていいから楽だよ』と、言っています。私の存在はわかっているようですが、ほんとうに何もわからなくなる日が近いのかもしれません。
いまのAさんは、身体が自由にならないので、不幸ねという人もいるでしょうが、
私は、長くお仕事をされ、一方では何度も海外旅行などされ、人生を謳歌されてきたのですから、幸せな人生だったと勝手に思っています。
ご本人は、つらいと感じることもあるのでしょうが、長生きして欲しいです。
Aさん!幸あれ!


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