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人生いろいろ、シングル生活いろいろ/その2

更新日:2月17日

シニアの海外旅行
シニアの海外旅行


私の周りには、いろいろな事情でシングルになった女性がいっぱいいます。

5年前に出会ったAさんのお話です。

 

彼女Aさんは神奈川県で、テレフォンレディとして25年もお仕事をされていました。

会社は、その知識と智恵を放っておきません。

むしろ遅かったと思いますが、外廻りの営業に転向され、活躍されていました。

わたしにとっては大先輩です。

 

テレフォン時代に、土地付き一軒家を手にされ、ご家族4人で生活されていましたが、息子さんの結婚を機に、老後の事を考え市内にマンションを購入されました。

その後、ご主人を亡くされ、広いマンションにひとり住まいをされていました。

 

Aさんは、コロナの前には、会社主催の海外旅行に毎年参加するなどして、ひとり暮らしを楽しんでいると話されていました。うらやましいかぎりでした。

また、息子さんは、毎月のようにAさんをいろいろなところへ車で連れて行き、食事や孫とのひと時で楽しませてくれ、Aさんとしては幸せな日々だったようですが、

ほどなくして、不幸なことに、息子さんはAさんもお嫁さんも孫2人も遺して、癌で亡くなってしまいました


Aさんは、どんなに悲しかったことでしょう。

ご主人を亡くされたとき以上の哀しみではないかと思いました。

 

Aさんは、長く活躍された職場を、3年前の11月に退職されました。

86歳でした。

退職されてわずか3か月後、脳梗塞で倒れ、運動麻痺、感覚障害、言語障害、高次脳機能障害などで、独りでは暮らせなくなりました。

リハビリの為、施設に入り、現在は、息子さんが遺したお嫁さんの家の近くにある老人ホームに入所されています。

 

老人ホームの費用がいくらかかるのかわかりませんが、経済的不自由はないようです。

また、老人ホーム任せではなく、お盆休み、年末年始など、休日が続く日には、Aさんを家に呼んでくれるようです。いい家族ですね。

 

Aさんは、ときおり、思い出したように、私に電話をしてきます。

世話をされていることも時として忘れるようで、『何もしなくていいから楽だよ』と、言っています。私の存在はわかっているようですが、ほんとうに何もわからなくなる日が近いのかもしれません。

 

いまのAさんは、身体が自由にならないので、不幸ねという人もいるでしょうが、

私は、長くお仕事をされ、一方では何度も海外旅行などされ、人生を謳歌されてきたのですから、幸せな人生だったと勝手に思っています。

ご本人は、つらいと感じることもあるのでしょうが、長生きして欲しいです。

 

Aさん!幸あれ!




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