人生いろいろ、シングル生活いろいろ/その1
- 森 美奈子
- 2月13日
- 読了時間: 2分
更新日:2月27日

私の周りには、いろいろな事情でシングルになった女性がいっぱいいます。
今から、10年前のことです。
一組のご夫婦がいました。
親の反対を押し切って結婚し20年、二階建ての一軒家に賃貸住宅で仲睦まじく暮らしていました。
以前は、スナックを経営していましたが、結婚を機にやめ、
ご主人はタクシーの運転手、奥様はパートタイマーで仕事をし、
地道な生活をしていました。
ある時、奥様が仕事中に横断歩道を渡ろうとしたところ、
路肩に足をとられて転び、右腕を骨折したことがありました。
全治1カ月の診断で、右腕を首から三角巾で吊ったままの生活が始まりました。
左手は使えましたが、料理が出来ず、仕出し弁当頼みだったそうです。
ご主人がタクシーの運転手で、月12日勤務・18日休みのローテイションで動いてたのが幸いし、ご主人が奥様に代わって掃除洗濯など、してらっしゃいました。
私はよく『おのろけ』を聞かされたものです。
骨折が治り、リハビリも終え、ようやく元通りの生活が戻ってきた最初の朝、
奥様がご主人を『行ってらっしゃい』と送り出して、ほっとしていたところ、
お昼ごろ、電話が鳴ったそうです。
『ご主人が倒れられて病院に搬送されましたので、市大病院に急行してください。』とタクシー会社からの電話でした。
病院に駆け付け、病室に案内され、お医者さんから「お亡くなりになりました」と告げられましたが、意味が分からず、ただ、ぼーぜんとしていたそうです。
「行ってらっしゃい」と送り出して、そのまま永遠にさよならなんて、酷すぎますよね。
骨折でお世話をかけた分、これから尽くそうと思ってたのに・・・
その後、毎日夕方になると友達の私に彼女から電話が来るようになりました。
ひとりの生活が寂しくてやりきれないようでした。
話し相手が欲しいから一人にしないでと、懇願されました・・・。
今日あったこと、お昼は何を食べたとか、いろいろ話は尽きず、1時間2時間・・・。
彼女とは、月に1回は、3~4人で2泊3日のバス旅行に出るくらい仲良くしていました。
懐かしい思い出です。
その後しばらくして、彼女が、大阪にいるお兄様のところへ
身を寄せるように引越して行かれたので、会えなくなりました。
たま~に電話が来ますが、
お互い80歳が近くなり、いつお迎えが来るかね?の話題が出来るようになりました。


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